ワードプレス専用サーバーを比較!初心者からスピード重視の人まで

2017年9月25日

ブログ運営を長く続けていると、共用サーバーでは限界を感じてしまうことが多いと思います。そんな中色々レンタルサーバーの機能を比較してみても、実際に使ってみないと分からないのも事実です。

また記事数が増えるとレンタルサーバーの移転も大変なので、サーバーをグレードアップするには早めの決断も必要と言えます。

ここではブログ運営で表示速度のスピードアップを考えている人のための、ワードプレス専用サーバーを比較してみました。

ワードプレス専用サーバー

地球
ワードプレスに特化しているということは、ワードプレスを使っていない人には意味がありません。そこは間違えないようにしてください。

実際にワードプレス専用サーバーを提供しているサーバーは

などが挙げられます。それでは実際に機能を比較してみましょう。

サーバー機能比較

ここでは主に速度重視のスペックで機能の比較をしてみました。わかりやすくする為に各社の近い料金での比較なので、下記より安い料金プランはいくつかあります。

サーバー会社 月額料金 初期費用 容量 SSD 転送量の目安 拡張性 その他
wpX 1,200円 5,000円 30GB 50GB/日 独自SSL無料
wpXクラウド 1,000円 無料 20GB 23GB/日 メールアドレス無
【COREPRESS Cloud】 1,000円 無料 20GB 無*1 10GB/日 従量課金制
Z.com WP 1,240円 1,000円 30GB 50GB/日 独自SSL月100円
カゴヤジャパン 972円 無料 40GB 記載なし KUSANAGI仕様

当然ですが各社ほとんど遜色ないスペックとなっています。WPXクラウドは転送量の目安は月700GBなので日割り計算しています。

*1 COREPRESS CloudのみがSDDより高速なFusion-io Driveを採用していて、処理速度は5~7倍とかなりの高速です。

しかし従量課金制なので、申し込みの際には自分のブログのPVを把握してからプランの申し込みをしましょう。

カゴヤジャパンは、ワードプレスを高速化するKUSANAGIが使えるという点で、この中では爆発的な人気を誇っています。

あとはサーバーのスペックやメモリの容量、通信回線などが速度に非常に重要ですが、各社明記がないため割愛させていただきました。

ちにみにこのブログはWPXを利用しています。

サーバー速度比較

人気レンタルサーバーの速度比較とウラ事情から引用させてもらった結果で比較すると、

サーバー会社 平均時間(秒) ばらつき(秒)
wpXクラウド 0.21 0.01
wpX 0.24 0.07
Z.com WP 0.37 0.08
【COREPRESS Cloud】 0.38 0.05

カゴヤのWordpress専用サーバーは速度計測データがありませんでした。

実際の測定を見るとWPXクラウドの圧勝という結果に終わっています。測定回数は1,000回~10,000回とかなりの数での検証ですから、かなり精度は高いのではないでしょうか。

月額500円から使えるので、ワードプレス初心者にはデビューサーバーとしてもおすすめできます。ただしワードプレスは1個しか置けないし、メールアドレスも利用できないので、複数ブログ運営を考えている人にはWPXがおすすめと言えるでしょう。

一応WPXクラウドでメルアドを利用する方法は下記で紹介されていましたので、設定ができる人は試してみてください。

WPXクラウドでメールを使用したい!別サーバーでメールを使用する方法

WPX

WPX

当ブログ使用サーバーです。今のところ快適動作環境が続いています。これ以上アクセスが増えるとWPXクラウドへの移転も考えています。

料金は月額1,200円ですが年払いで月1,000円に抑えられます。

サポート体制は良く今のところ時間がかかったなどといった不具合も出ていません。サーバーダウンも今のところありません。

料金以外の主だった特徴は

  1. 最新高性能サーバー・SSD多重高速化
  2. 総計722Gbpsバックボーンによる快適な環境
  3. 独自SSLが無料
  4. ワードプレスは10件まで設置可能
  5. 自動バックアップ機能があるがデータ取得は有料(税込み5,400円)

など。バックアップは有料ですが(データをもらう際)万が一のことを考えると自動でバックアップしてくれているサービスにはただ感謝するのみです。

よく聞かれるのがエックスサーバーとどちらが早いのかという点ですが、記事数やメディアが少ないと差は感じませんが、記事が200を超えるとWPXが圧倒的に早いというのが体感です。

デメリットを挙げるとすればプランが少ないので、もう少し料金を出してもいいので上位プランが欲しいと言えるでしょう。


WPXクラウド

WPXクラウド

ここは単純に拡張性重視で選べばよいと思います。メールアドレスが使えないので、単体ブログ運営者より複数ブログで運営している人向けと言えます。

要するに初めてブログを立ち上げる人には、メールアドレスが作れないという事です。必要ない人にはよいですが、メールアドレスは様々なASPなどで必須なので、少し厳しいと言えるでしょう。これがデメリットと言えます。

そしてワードプレスは1個しか置けません。要するにメルアドは別のレンタルサーバーで利用をして、ドメインはWPXクラウドで利用するといった具合です。

なのでエックスサーバーとWPXクラウド、もしくはWPXとWPXクラウドで運用という形が望ましいと言えるでしょう。

上記速度比較でもNO1の結果が出ていますから、ここは共用サーバーでは最速レベルのワードプレス専用サーバーと言えるでしょう。



カゴヤジャパン

カゴヤジャパン
ここはとにかくワードプレス高速化で有名なKUSANAGIを使いたいか使いたくないかだけで、利用したらよいのではないでしょうか。

KUSANAGIが共用サーバーで使えるのは今のところここだけなので、VPSやクラウドが扱える人なら無理にここを利用しなくても他社でKUSANAGIが使えるVPSやクラウドを利用すればよいと思います。

私も使いたいのですが、KUSANAGIが、本当の性能を発揮するのは、メモリーが4GBいるので、カゴヤのプランだと月額9,720円かかります。金額的にちょっと抵抗があるので保留にしています。まあ安いプランなら432円で利用できるので、ブログのアクセスが増えてきたらKUSANAGIが本格的に発揮できるのプランに切り替えればよいのではないでしょうか。

またメールも使えないので、メールをドメインで使用しているには、新たにメール契約をしないといけない点がデメリットと言えます。

COREPRESS Cloud

COREPRESS Cloud

ここはGMOグループなので、サポート力はNO1です。断言してもよいでしょう。各社私も使ってきましたが、平日から土日などのサポートを考えたとき、100%対応とまでは言えませんがかなり親切丁寧だったのはGMOグループです。

なのでワードプレス初心者、ブログ初心者はGMOグループのレンタルサーバーを使って行けば良いでしょう。

唯一のデメリットを挙げるとすれば、経験上サーバー稼働率が少し弱い点ぐらいです。

さてCOREPRESS Cloudの特徴に戻りますが、ここは月間訪問者がプラン事に数の限界が設定されています。なので数を超えた場合1,000人ごとに金額が課金されます。

プラン事に課金金額が異なるのですが、プランで設定された月訪問者数に対して、月間1,000人超えで50~100円という課金制です。ということは月間10,000人オーバーすると最大で1,000円課金されるということです。ご注意ください。

最低料金は月額500円からなので、デビューブログやワードプレス専用サーバーを使って見たい人にはとりあえずの使い勝手を知るには、入りやすい料金プランと言えるでしょう。

初期費用も無料ですから、まさにお手軽サーバーと言えます。しかも大手のGMOグループですからね。


Z.com WP

Z.com WP

ここもGMOグループなので、上記で紹介した内容はほぼ当てはまると言えます。しかもここは月額460円と低コストですから、まさにビギナー向けのレンタルサーバーと言えます。

訪問者数はCOREPRESS Cloudと比較しても無制限ですから、課金が気になる人はここからスタートしていきましょう。PVが増えれば料金プランを変更すれば良いだけですからね。

1日の転送量もWPXと変わりませんから、初期費用を安く済ませたい、サポートはとにかく充実している方がいいという人は、Z.com WPでブログスタートをしてみましょう。

速度的にもSSDはもちろんの事、10Gbpsの高速回線で他ブログのアクセスが増大しても自分のブログの動作に影響を与えないというパフォーマンスはかなりの魅力と言えます。

ちなみにレンタルサーバーは、初心者のために書くと同じサーバーに怪物ブログ(PVが桁違い多い)が存在すると自ブログは遅くなります。

それを改善してくれるのが高速回線なのです。まあ料金を見ても、サポートを見てもここは間違いなく初心者向けのワードプレス専用レンタルサーバーと言えるでしょう。


サポートを重視する方法

初心者にとってサポートは切っても切れない縁です。申し込みをしてからサポートが悪くて、解約したなどよくある話です。

そうならないようにするための、裏技?があります。

その方法とは

申し込みの前にお問い合わせで、質問をしてみましょう。スピード重視の人なら、何時間何日で返答が来るか、土日祝日をまたぐ場合は何日かかるのか、内容重視の人ならどのような返答が返ってくるのか、丁寧な答えなのか。

これらを押さえておいて初めて申し込みを決めればよいと思います。

IDが必要な場合もあるので、申し込み前でIDが必須の場合は電話で対応を確認しておきましょう。

私の経験上ではメールでお問い合わせして、1週間返信が無かった企業もありました。しかも大手レンタルサーバーです。

これにはさすがに参ったので、止むを得なく解約した経緯が私にはあります。1週間ブログが表示されない状態でしたからね。

これらをまとめると、サポートで一番良かったのは、個人的には上記でも書きましたがGMOグループがNO1でした。上場企業である安心感でもおすすめ出来ます。

まとめ

以上が、ワードプレス専用サーバーを比較!初心者からスピード重視の人まででした。

やはり各社一長一短の特徴でしたから、スピード重視の人が選ぶなら

で、サポート重視の人なら

で良いと思います。別にWPXなどがサポートが悪いと言っているわけではなく、GMOグループがずば抜けていいだけですから、その点はご安心ください。