ConoHaWingのFTP設定からDBバックアップの使い方

2019年1月25日

ConoHaWingは国内最速サーバーと謳っていますが、使ってみるとかなりコントロールパネルも使いやすく、初心者にもわかりやすい構成となっています。

とは言ってもレンタルサーバー初心者にとって、それぞれの操作はミスをしては取り返しのつかないことになるので、慎重に操作するしかありません。

ここではConoHaWingのFTP設定からファイルマネージャーの使い方まで紹介していきたいと思いますので、参考にしてみてください。

FTPの設定

そもそもFTPとはFile Transfer Protocolの略で、サーバーとご自分のパソコンとの間で、ファイルを送受信する約束事と言った意味があります。

なのでFTPを設定するということは、ネット上にある無料や有料のFTPソフトを使用して、ファイルやデータのやり取りの際のアカウントを作成すると思っておきましょう。もちろんパソコン上のファイルやフォルダのアップロードやダウンロードにも利用できます。

FTP設定手順

まずはConohawingのコントロールパネルにログインします。

下記画像左横のサイト管理をクリックします。

そして矢印先のFTPをクリックします。

次に右上の+FTPアカウントをクリックします。

+FTPアカウント

そうするとFTPアカウントの画面が立ち上がり、ユーザー名 パスワードを自分で自由に決めます。

保存ボタンを押すと

  • FTPサーバー www1.conoha.ne.jp
  • 接続許可ディレクトリ

などが決定します。これで市販や無料のFTPソフトに入力すれば、ConoHaWingのファイルマネージャーに接続できます。

ただしConoHaWingしか利用しない人はFTPの設定は必要ありません。ファイルマネージャーを利用すれば、特にFTPの設定は要らないからです。

ファイルマネージャーの使い方

次はFTPの下のファイルマネージャーをクリック

上記画像の矢印のpublic_htmlをクリック

すると自分のブログのフォルダと初期ドメインのフォルダが出てきます。複数のブログをConoHaWingに移行した人は、複数分のフォルダが出てきます。

もちろんここでは、フォルダやファイルをアップロードしたいブログのフォルダをクリックします。自分のブログがabc.comだった場合は、abc.comのフォルダをクリックするということです。

初期ドメインのフォルダではないので、注意しましょう。

フォルダ一覧

そうすると上記画像のように、フォルダの一覧が出てきます。私はこの場所に用事があるので、ここでファイルやフォルダをアップロードしますが、プラグインやその他のファイルをアップロードしたい場所は、

  • wp-admin
  • wp-contnt
  • wp-includes

などのフォルダを開いて任意の場所にアップロードします。目的でアップロードする場所は違うので、そこはそれぞれ調べてもらうしかありません。

ほとんどのデータは、wp-contnt内にありますので、フォルダをクリックして目的のフォルダにたどり着くまで、探していくしかないと言えます。

それでは、フォルダやファイルのアップロードを行ってみましょう。アップロードは下記画像の矢印のボタンです。下記は私がこの場所にデータをアップロードする場合です。

もっと下層のフォルダにファイルをアップロードする場合は、そのフォルダを開いてから下記矢印のアップロードボタンを押してください。ここは間違えないように気を付けましょう。

アップロード

ファイルマネージャーのアップロードはファイルもフォルダも両方できます。意外とファイルしかアップロードできないレンタルサーバーも多いので、ここはありがたい機能と言えます。

ダウンロードはその右隣の二つめで可能です。ダウンロードしたいフォルダやファイルを選択し、ダウンロードボタンを押すだけです。簡単ですね。

データベースバックアップの方法

ここからはデータベースのバックアップの方法を紹介していきます。config.phpを編集するので、notepadをダウンロードしておきましょう。

データベースをバックアップするには2種類あります。

  1. データベースを全て消してデータベース名が分からない人
  2. データベース名が残っている人

です。私は前者でデータベースを消してしまったため、データベース名がわかりませんでした。この場合はサポートに問い合わせて聞きましょう。

復旧手順

まずはコントロールパネルにログインします。左上のメニューのサイト管理を選ぶと下記画像が出てきます。

コントロールパネル

複数ドメインを持っている人は切り替えボタンでドメインの切り替えができます。

赤矢印のデータベースを選ぶと 現在残っているデータベースの一覧が出てきます。全て消してしまった人は右上の+データベースボタンをクリックしてサポートに聞いたデータベース名を入力します。

ユーザーネームも消した人は同様に+ユーザーボタンを押して追加をしておきます。

データ+ボタン

ここで追加したもしくはユーザー名が残っている人は

ユーザー名

上記ユーザー名とパスワードをメモしておきます。Aとしますので下記Aの部分でまた使用します。

次は左メニューのサーバー管理を選択し自動バックアップを選択します。下記画像

データベース操作画面

するとリストアできるデータが日付順に並んでいるので、バックアップしたい日付のDBを選ぶと下記画面が出てきます。リストア出来ない場合はリストア不可となっています。

リストア画面

そこでDB選択からデータベース名を選びリストアを押します。複数ある場合は先ほどの画面にもどり、名前を確認してからボタンをおしましょう。

*Conohawingはデータベースを選択した場合、そのドメインのデータベースだけが出てくるわけでなく全てのデータベースが出てきます。

なので複数ドメインを管理している人は、データベース名やユーザー名をどのドメインのものなのかを分かるようにしておかないと行けません。ここは改善してほしいポイントですね。

リストアが完了すると左メニューのサイト管理を選び、データベースボタンを押して最初の画面に戻ります。

すると同じ名前のデータベースが2つ出てきます。

それぞれリストアしたデータベースとこれから消すデータベースになります。日付が付いているほうを残して日付がないデータベースは削除します。

二つのデータベース

*失敗してもまたリストアすればいいので安心して操作してください。

これでデータベースの復旧は完了するのですが、今度はこのデータベースに紐づけをしないと行けません。

今度は下段にユーザーという項目がありますので、該当のユーザーの右矢印をクリックします。

スパナ

すると接続先データベースという項目があるので、先ほどリストアしたデータベースを選択しておきます。

ここで先ほど書いたAのメモを用意しましょう。

今度はデータベースの二つ下のファイルマネージャーを選択します。

ファイルマネージャー

まだ設定をしていない人は、記事の最初に戻って設定してください。

上記画像の矢印のpublic_htmlをクリック

するとPHPファイルの一覧が出てくるので、wp-config.phpを選択して赤矢印のダウンロードを押します。

PHPファイルの一覧

次はダウンロードしたwp-config.phpをnotepadで開きます。

下記3か所を書き換えます。
configphp

DB_NAME リストアをして残したデータベース名 下の画像でいうとa5pbu_7s6aw338_20191012_1 (これは私のデータベースなので入力しない)の部分

リストア画像

'DB_USER はAでメモした内容

'DB_PASSWORDもAでメモした内容

保存をしたら下記のアップロードボタンを押して、上書き保存をして終了です。

アップロードボタン

後は自分のドメインを開いてエラーにならないかチェックをして完了です。wp-config.phpの書き換えの際に全角や半角の入力間違いやスペースが入っていればエラーになります。

まとめ

以上がConoHa WINGのFTP設定からファイルマネージャーの使い方でした。各レンタルサーバーもこういったFTPソフトを完備してくれていれば、無料FTPソフトなどを使用しなくてもいいので、非常に手間が省けると言えます。

その辺ではConoHaWingは、非常にありがたい機能を常備していると言えます。ちなみにワードプレスの移転ではFTPソフトを利用せずに移行することができます。


それなのにFTPソフトがあるわけですから、まさにユーザー目線のレンタルサーバーと言えますね。